加齢による物忘れと認知症の違いで早期発見に繋げよう

もの忘れとは



毎日の流れで、物事の細かいことを忘れている限りでは、普通の物忘れであると判断して
も問題ありません。

   物忘れ

例えば、「約束の場所や時間を忘れてしまった」、とか「大事な物をどこにしまったの
か忘れた」といったようなことは、約束したことや物をしまったこと自体は覚えている
わけですから、認知症の記憶障害とは本質的に異なります。

ほとんどが、加齢によって増える物忘れででしょう。

認知症とは



問題は、約束したこと、物をしまったこと、そのものを忘れている場合です。

認知症の症状として良く知られている、『ご飯を食べたのにまた催促する』といった
ような症例や、物盗られ妄想などは、『ご飯を食べたこと』や『大事なものをしまった
こと』自体を忘れてしまっていますから、典型的な認知症による記憶障害です。

   認知症

このように、出来事そのものが抜け落ちてしまっているケースは、認知症と考えた方が
よさそうです。

加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れの違い


【 加齢によるもの忘れ 】

◎ 体験したこと・・・  一部を忘れる  例)朝ごはんのメニュー 

◎ もの忘れの自覚・・・ ある

◎ 探し物に対して・・・(自分で)努力して見つけようとする

◎ 日常生活への支障・・・ない

◎ 症状の進行・・・   極めて徐々にしか進行しない
  ラインラインライン

【 認知症によるもの忘れ 】


◎ 体験したこと・・・  すべてを忘れている  例)朝ごはんを食べたこと自体

◎ もの忘れの自覚・・・ ない

◎ 探し物に対して・・・ 誰かが盗ったなどと、他人のせいにすることがある

◎ 日常生活への支障・・・ある

◎ 症状の進行・・・   進行する

家族が気づいた認知症の初期症状



ここでは、実際に「認知症と診断された方のご家族」が気づいた認知症の
初期症状の中でも、特に多いものです。

 木 同じことを何度も言ったり聞いたりする
 木 物の名前が出てこなくなる
 木 置き忘れやしまい忘れが目立つ
 木 時間や場所の感覚が不確かになった
 木 病院からもらった薬の管理ができない
 木 ガス栓をよく締め忘れる
 木 計算の間違いが多い
 木 サイフを盗まれたと言って騒ぐ
 木 以前は興味があったことに対して関心が失われた
 木 テレビドラマの内容が理解できなくなった
 木 身だしなみに気をつかわなくなり、おしゃれをしなくなった
 木 ささいなことで怒りっぽくなった

これらはすべて、「以前と比べて多くなった」「何かがおかしい」とご家族が感じた、
認知症の方の変化です。

認知症は、専門家であっても診断が難しい病気。初期症状の診断には「家族だからこそ
わかる小さな違和感」がヒントになることが多いといいます。

家族や周囲の対応



生活の中で気づいたことはできるだけメモし、忘れずに医師へ相談しましょう。
気のせいかな、と思うような変化に気づけたことが、認知症治療を的確にスタート
させる決め手になるかもしれません。

初期の段階で医師ではない私たちができることは、その症状がどの認知症に
当てはまるのか考えることでなく、家族の変化に気づき、できるだけ早く治療を
スタートさせること。
   画像

認知症は、対処が早ければ早いほど進行が遅くなる可能性があります。
「認知症かも?」と不安に思ったときは、一刻も早く専門の病院、クリニック、
かかりつけ医に診てもらいましょう。



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  案内資料10

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